コトリ式

ポーラ美術館「部屋のみた夢」展に行ってきた

ポーラ美術館の入口の写真

箱根のポーラ美術館で開催されている「部屋のみた夢」展が気になっていたので、連休初日に思い切って日帰りで行ってきた。

小田原駅または箱根湯本駅からポーラ美術館への直通バスが出ているので、その時間に合わせたら朝の七時に新宿駅を発車するロマンスカーに乗る羽目になった。心配していた道路の混雑は小田原駅〜箱根湯本駅の間だけで、その先は順調に。観光ルートから少しはずれていることもあってか、混みすぎずゆっくり見られて最高だった。

コロナ禍を経験したこともあり、最近今まで以上に「部屋」の空間性や意味性が注目されているのを感じる。気が付けば街に部屋のインテリアを扱うようなお店が増えてきている。そのような状況を踏まえて、いろいろな部屋の描かれ方、表現のされ方、距離のようなものを見られたのはとてもよかった。

そしてベルト・モリゾやピエール・ボナールのような著名な画家だけでなく、現代を生きる佐藤翠さんや髙田安規子さん・政子さん(なんと一卵性双生児のユニットらしい)の作品がすごく印象に残った。同時代性がリアルに迫ってくるというか、何とも言えない説得力を感じてしまうというか。

思わずショップでポストカードを買いそろえたり、Amazonで図録を注文したりしてしまった(持ち帰るとかさばるので…)。その後屋外の遊歩道をぶらぶら歩いたのだけど、風が吹いてなかなか気持ちよかった。途中点在する作品を見ながら。

時間が余ったので帰りがけに彫刻の森美術館にも(十数年ぶりに)寄ったのだけど、観光スポットになっているので雰囲気が違いすぎて途惑った。ポーラ美術館には本当に来たい人が来るけど、彫刻の森美術館はそこまで強い気持ちで皆が来ているわけではないというか、そういう感じ。

また何かの展示をやっているときにポーラ美術館、行きたいな。

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