栞/#design
「これはウェブ全体の課題です。ウェブはデジタル情報で構成されているから、既存のビジネスに比較してもいろんなことを数字化しやすい。数字化しやすいからといって、何でも数字化して効果測定するという作り方が発達しすぎると、歯止めがかからなくなるんです。 本来「面白い」とか「快適」みたいな部分は、まだまだデザイナーや表現者による「こういうことがしたいんだ」ということに依存しているところ。何でも数字で判断しようとする傾向が強まると、「それじゃ効果が出ないでしょ」という数字の説得に負けてしまうんですね。 そんなわけで僕たちは、A/Bテストというツールを提供する一方で、お客さまにA/Bテストを使うべき場面とそうでない場面みたいなところを、きちんとコミュニケーションして使っていただけるように努力しています。」
「ユーザーは合理的な行動はしないけどあくまでデザイナーが机の上で考えた「予測の上に成り立った仮説の合理性はない」のであって、実際は「ある程度の傾向は捉えられる合理性は存在する」というのが結論。」
「Appleほどのアクセスを集めるウェブサイトでこの結果ですから、ユーザを誘導するためのナビゲーションとしての自動送りカルーセルは機能しないと思って間違いないでしょう。」
「モノをデザインして終わりではない訳です。そのモノによって「他にしわ寄せ」をしてはいけないと思います。自分の庭は綺麗に保てたらとなりの家が綺麗でなくなってはしょうがない。すべての問題を「モラル」という言葉では片付けられない。「そうしたくなる気持ち」が湧くのであればそこに問題があります。わたしは「しつけのあるデザイン」という言葉をよく使いますが、それは、躾するのではなくて「自然とそういう事をしなくなる」事であっていつのまにか「しつけの良い人になってしまう」製品を考える事です。」
「セカイカメラを総括する貴重なインタビュー。このインタビューで、ユーザーが毎日使う必要、必然性が低いことに気付いてなかったことに衝撃を受けた。開発スタッフではないユーザーが一ヶ月使えば気付くんじゃないだろうか…。」
「「新しい」が美しいとは限らない、使いやすいとは限らない。こだわるべきは、美しいか、使いやすいか、であって「新しい」じゃない。」
「今日は、5年間、さまざまなプロジェクトに関わって、POP プロトタイプを作れるアプリに行き着いた経験をお伝えできればと思います。」
「開発者が「面倒くさくて」やらなかったことが,利用者の「面倒くささ」の蓄積につながり,その結果ユーザーがアプリやサイトを使い続けてくれない状況を生み出していることがよくあるように思っています。」「どうすれば我々が「面倒くささの壁」を乗り越えられるかといえば,「そのサービス,アプリケーションを本当に良くしたい!」と思い,単なる開発者としてだけではなく,ヘビーユーザーになることだと思います。」
「ネットショップを4月にリニューアルし、Retina対応のため大きな画像を用意し、バナーなど余計なものを外しました。そうしたら、売り上げが下がったんですよ。でもその代わり、サイト制作の問い合わせが増えました。うちのネットショップは、いろいろ試してみて、その知見をWeb制作を依頼されたクライアントにフィードバックするという場にもなっています。だから『かっこつけてバナーを外すと売れないよ』ということが経験から言えるんです(笑)」