「休館」前にDIC川村記念美術館に行ってきた
4月から「休館」してしまうDIC川村記念美術館。「ロスコ・ルーム」の移設等、一部の作品は場所を変えて展示が続けられることになりそうだけど、全部の収蔵品がそうなるわけではない。売却されるなどしてバラバラになってしまうことも、きっとあるのだろう。とても残念なことだけれど。
その美術館の収蔵品として、ジョゼフ・コーネルの作品群がある。中でも彼の「箱」が7つも収蔵されていて、時折企画展が開催されたりもしていた。自分は彼の作品がかなり好きで、そのたびに訪ねたりしていたが、ひょっとしたら、もうまとめて見ることができなくなってしまうのかもしれない。
たまたまXで、7つ全ての「箱」がガラス越しでなく展示されていたというのを目にし、「休館」前に行っておくかと思い立って急遽行ってきた。
行きは東京駅からの直行バスで。30分前には発車するバス停に着いたのだけど、その時点で既に長蛇の列になっていた。同じように最後に行っておきたいと思う人が多かったのだろうなあ。普段は当然1台で運行されているわけだが、今日は3台で運行されていた。大人数だな(バス停前の工事現場の交通整理担当のおじさんが列の整理を手伝ってくれたりしていた、ありがたい)。
高速を経由して1時間ほどで到着、入館もしばらく並んでからになったが中は広いのでそこまで混んでいる様子もなく。お目当てのコーネルの作品群も見れたし(収蔵されている「箱」7つ全てをガラス越しでなく見ることができた。あとコラージュ作品も多く展示されていた)、いつもより多く展示された収蔵品の数々も楽しむことができた。本当に、あの展示作品に寄り添った美術館としての空間がなくなってしまうことが惜しまれる。かなしいことだなあ。
美術館の目録が販売されていたので買い求め、東京駅でパンを買って持参していたのでギャラリーで食事したり、庭園を散策したりした。ひょっとしたらもう来ることはないのかもしれないと思いつつ。
帰りは、京成佐倉の駅まで無料の送迎バスで移動(30分ぐらい)。駅に着くとちょうど快速特急が来たので乗車、日暮里まで50分ほどかけて戻って来た。なんだかんだ一日がかりになってしまうのだよな、佐倉は遠い。日暮里でちょっとコーヒーを飲んで一休みしつつ、帰宅した。
昨年行ったときはまさか「休館」になると思っていなかったけど、思い切って最後に行ってこられてよかった。できればコーネルの「箱」はまとめてどこかで展示されるようになったらいいなあ。また出会えることを願っている。
今日作った夕飯
- ごはん
- 鶏のつみれ鍋
- 最近は鍋の素(スープを入れればよいやつ)があるから楽
- つみれを作り、たとは白菜とか焼き豆腐とかネギとか適当に