コトリ式

果物店で

そういえば花はいつも
なにかしら受けとめていた

陽ざしやら 雨やら
問いのように降りそそいで
いまは 口々に
答えをささやいていて

どれもみな正解に思えて
どれかひとつ選ぶだなんて
できそうにありません